インキュベートプラザ博多に現在入居している「現役企業」を訪問した高島市長はその後、インキュベートプラザを卒業し、新天地で活躍するインキュベートOB企業と意見交換をした。 1時間にわたる意見交換会の中で、OB企業側からある提案があった。それは、インキュベートプラザに入居する企業、または、卒業した企業をブランド化した いという提案だ。インキュベート施設はさまざまな自治体にも存在するが、私たちは福岡市のインキュベートに入ることを許された企業で、その企業たちの中に は、名刺に「市の創業支援認定企業」と書くなどアピールにも使っている人も多い。そのぐらい私たちはここにいることを誇りとしているので、その誇りをブラ ンド化したいという。 創業まもない企業には信用・信頼というものが一番必要な要素だ。インキュベートのブランドができれば、福岡市のお墨付きがつく。OB会の大山晃生会長は、 「市のバックアップを受けて、さらなる飛躍を成し遂げたい」という思いを市長にぶつけた。それを聞いた高島市長は「こんなにも福岡市のことを愛してくれて いる企業がたくさんあることに感動した。ぜひともやりましょう!」と快諾してくれたという。 インキュベートOB企業の熱い思いと結束の固さを見せることができた、今回の意見交換会。充実した会合になったようだ。 ちなみに、インキュベート施設に入るには、審査がある。現在、募集期間真っ最中だ。熱い思いをもったみなさんの応募を心待ちにしている。(武末俊二 創業・経営支援課長 談)
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