糸島へ行こう！【動画】＜糸島へ行こう！＞みんなが笑って福来る！「ふいご大祭・目隠し女相撲」

Posted：2013年12月25日

糸島市二丈松末にある松末五郎稲荷神社で12月8日(日)、毎年恒例の「ふいご大祭」が行われました！   この神社は昭和7年に松末に住む全盲の松崎豊太さんに突然稲荷神が憑依し、自らを祀るように告げたことがきっかけとなりこの頃に建立されました。また、ふいご祭りの「ふいご」は農耕具をつくるための道具のことで、農作物の豊作に感謝するという意味を込められたのが祭りの名前の由来です。   この行事の目玉である「女目隠し相撲」では目隠しをして世渡りの難しさ不安さが表されているそう。周りの歓声に助けられ相手を見つけるということは「人は1人で生きているのではない、手探りしながら周りの人たちと助け合って生きていく」という意味が込められています。目隠し女相撲では地域の女性たちが真剣勝負をし、会場からは前が見えない力士へ「右！右！」など応援と歓声が飛び交います。相撲は東と西に分かれていて勝負はつきますが、相撲が奉納されたあとの「強かったね～！」などと話している女性の笑みがなんとも印象的でした。       　実は私も飛び入り参加でこの相撲を奉納してきました！周りの声援なしではとても勝負になりません！恐る恐る組手を組み相手を押し倒し・・・、なんと勝利しました！！！終わった後地域の方と自然に会話が弾み、豊作への感謝を一緒に分かち合うなど貴重な体験をさせていただきました。お祭りの最後には恒例の餅まきも行われ終始笑いの絶えない伝統行事でした！    取材に訪れたこの日は日差しが温かく小春日和と言ってもいいぐらいの気温でしたが、年によっては、小雪が舞う中で相撲を奉納する年もあるそうです。   【中隈あずみ】