イベント欧州と西日本のビジネス交流の第一歩!!「西日本国際ビジネスフォーラム」が開催
西日本における国際ビジネスの可能性と挑戦にフォーカスしたイベント「西日本国際ビジネスフォーラム」が5日(水)、福岡国際会議場で開催された。会場には、事前予約の150名を含め、およそ200名のビジネスパーソンが集まり、多彩な登壇者による「西日本・欧州の魅力」などをテーマにした講演に耳を傾けた。
今回が初めての開催となる「西日本国際ビジネスフォーラム」。 欧州4カ国の外交機関をはじめ、福岡の地方自治体や企業など、計17名による講演が行われた。はじめに、九州経済産業局の廣實郁郎局長と福岡市経済観光文化局の合野弘一理事 が登壇。「アジアの玄関口」として知られる福岡のインフラや、九州の持つ風土や温暖な気候などを紹介し、国際社会における「西日本」の価値をPRした。
その後、在日オランダ・フランス・イタリアの総領事による講演が行われ、海外(特に欧州)から見たビジネス基盤としての西日本について説明。それによると、九州の経済を大きく支える製造業の存在や外資企業への支援面、世界や都市へのアクセスにおける利便性など、どれをとっても海外企業の西日本への評価は高いという。毎年、およそ450社のフランス企業が来日、その多くが九州を訪問し、市場経済やインフラの現状などを体感しているという。その中で、九州における国際ビジネスへの大きな可能性を見出しているそうだ。
さらに、会場では、スイス企業による最先端技術も紹介。食品成分として、ヨーロッパの食品基準庁と北米のFDAによって承認されている天然成分“”ANIs”を取り扱う「Actigenomics ™」、 革命的なグリーン・ハイテクノロジーの都市型自動車 「Catecar」やあらゆるサイズ形状・色・透明度に適応することができる太陽電池技術「Solaronix 」といった、日本でも注目が集まる健康・環境におけるビジネスモデルについて説明がなされた。
「西日本国際ビジネスフォーラム」の主催、イタリア東洋商工会議所(CCIO)日本支所では、国際交流&ビジネスネットワークイベント「アペリティーヴォ・イタリアーノ」などを開催し、欧州・イタリアと日本の経済の活性化を目指している。会場では「イタリアの持つデザイン力を取り入れたい」「本場の料理の味を再現したい」など具体的な対談が数多く行われ、西日本と欧州のビジネス交流の大きな前進となる催しとなった。
イタリア東洋商工会議所 日本支部
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