JR博多駅のJR博多シティ9階・JR九州ホールで11月28日、クリエイティブ九州・クールジャパン・マッチンググランプリ九州大会が開催されました。

九州では初開催となる今回のイベントは、「海外で大きく稼ぐ」ことを目的としていて、地域資源の商材を取り扱う企業19社がプレゼンテーションを行ない、全国からの参加者と海外ビジネス拡大のためのビジネスパートナーを探しました。

第1部では、クリエイティブ九州セミナーとして、「博多一風堂」を展開する株式会社 力の源カンパニーの山根智之氏と、飲食店経営コンサルティングの株式会社 ミュープランニングアンドオペレーターズの小吹雄一郎氏によるトークセッション「失敗しないための日本外食企業『海外進出』」が行なわれました。外食企業のアジア進出の市場の特徴や戦略などをわかりやすく説明し、その中でも海外進出の際の企業理念・信念が最も重要だと語りました。

第2部ではマッチンググランプリとして、食、観光、伝統工芸やコンテンツなどの地域資源を海外に売り込こもうとしている19社のプレゼンテーションが行なわれました。会場内には地域資源を有する企業などの商材展示スペースも設置され、企業とのマッチングのための交流の場も設けられていました。

グランプリには明治38年から佐賀県西松浦郡有田町で有田焼を製造している有田製窯株式会社と、台湾や香港で大人気となっている、不思議生物を育てる携帯ゲームアプリ『不思議微生物タマタマ研究所』を開発している株式会社キューマックスの2社が選ばれました。2社は来年開催される全国大会に出場予定です。

【佐野敬太】