5月20日、イタリアの船会社、コスタ・クルーズ社の大型クルーズ客船「コスタ・ビクトリア」(7万5166トン)が博多港に初めて入港した。
「コスタ・ビクトリア」は中国人観光客らおよそ2100人を乗せて中国・上海を18日に出航し、韓国・済州島に寄港した後に博多港に入ったという。
そのため、20日(日曜日)の天神は、約2,000人の中国人観光客がどっと押し寄せ、天神の街に大声の中国語が舞い飛んだ。20~30人単位で番号札を持ったガイドに引率され、天神で買物行脚。 引率するHISの中国人担当者は「一度、自由時間を設けたら集合するのがたいへんです」と話す。
一方、受け入れ側も対応に追われていた。天神ベスト電器本店では店頭アナウンスをすべて中国語に切り替え、休憩スペースを設けるなどまるで中国の家電店のようだ。 福岡の街を多様な外国語で案内する福岡観光コンベンションビューローの観光ボランティア9名も大忙しだったようだ。観光ボランティアの久保さんと小林さんは「今日はたくさんの中国の人と話しました。多くの観光客が福岡に来てくれてうれしい」と話していた。
この大型クルーズ客船「コスタ・ビクトリア」での旅は、陸のホテルなどは一切使わない。宿泊はすべて船の中、昼間にぎわった天神だが、中洲やホテル業界ではいつもどおりの日曜日だった。
<公益法人・福岡観光コンベンションビューローのHP> http://www.welcome-fukuoka.or.jp/
▽福岡観光コンベンションビューローの観光ボランティア・久保さん(左)と小林さん(右)
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