福岡市中央区の香蘭ファッションデザイン専門学校で、毎年秋に開催される文化祭「2013大手門祭」が26・27日に開催されました。

大学・専門学校で文化祭が開催される10月。学校によって異なる、個性に溢れた催しが行われる中、香蘭の今年のテーマは「LINE(繋ぐ)」。デザイン・テクニカル・ビジネスと、さまざまな角度から「ファッション」を学ぶ学生たちの成果が次々と披露されました。

会場では、学生たちが製作した力作が所狭しと並んでいました。そんな中、ファッションデザイン専攻科が担当したのが「happiness」。「ファッションで、障がい者に幸せと喜びを」を目標に、試行錯誤を繰り返しながら、おしゃれと機能性を兼ね備えたウェアを制作したとのこと。そして、障がい者を交えたファッションショーを12月に開催予定（詳細は、後日香蘭ファッションデザイン専門学校HPで発表予定）です。

一方、ファッション・ビジネス科2年のブース「Favori」では、期間限定のセレクトショップをオープン。福岡市のアパレル企業の商品を用いて、日々の授業で学ぶマネージメント力を駆使し、まるで実在する店舗のような、オシャレな空間を演出していました。

また、校内に設けられたショー会場では、「KORANファッションショー」や「ロリータ・ファッションショー」が開催。学生たちの努力が詰まった衣装の数々が、大勢の来場者を魅了しました。さらに、現役高校生によるコーディネートコンテスト、香蘭の卒業生で「Ambivalent./Glimmdoll」 のデザイナー、横松寛人さんのファッションショーなど、幅広いジャンルのファッションが集合する催しとなりました。

香蘭で学ぶ学生たちが生み出すオシャレで満載となった「2013大手門祭」。文化祭らしい活気に満ちた雰囲気の中、将来のファッション業界を担う学生たちの技術が垣間見られる2日間となりました。

【取材：安東真矢】

香蘭ファッションデザイン専門学校

http://www.koran.jp/