毎年10月第2週の日曜日に、糸島市福吉地区では、五穀豊穣と大漁を祈願する神幸祭（じんこうさい）が行なわれます。「福吉くんち」とも呼ばれるこの神事（じんじ）は、2013年は10月13日に行なわれ、この地域の多くの人たちが参加しました。

神輿をひくのは、白い装束に身を包んだ今年の厄年（42歳）の男性たちで、彼らが中心となって、大名行列が形成されます。福吉地区にある「福井白山神社」「吉井浮嶽神社・白山宮」「鹿家白山宮」のそれぞれから、大名行列が繰り出し、ふもとのお施所を目指します。お施所で神事が行なわれると、また神社へと行列が戻っていきます。

そのころ、沖では大漁旗を掲げた漁船たちが隊列をつくって、水上パレードをおこないました。20隻ほどの船団が円陣をつくったり、スピードを上げたりと勇壮な姿を披露していました。

 丸一日がかりで執り行われる「福吉神幸祭」、地区によって、隊列の仕方や持ち物なども異なるので、違いを見るのも楽しみの一つ。一度見に行ってみてはいかがでしょうか？