福岡市の天神中央公園で12日と13日の2日間、福岡県内の町村の魅力を伝える「第6回ふくおか町村フェア」が開催されました。期間中、各町村自慢の特産品を味わおうと、会場はおよそ2万人の来場者で賑わいました。

このイベントは2008年から毎年開催され、各町村が誇るおいしい食べ物や工芸品などをPRし、町村と都市住民の交流を目的としています。会場には、福岡の27地区の村や町の41団体が集まり、地元の特産品を紹介しました。

福岡県中南部に位置する東峰村の「宝珠山農産加工部」では、東峰村名産のゆずをふんだんに使った「ゆず酢はちみつ」、今が収穫期のトマトのみでつくられた「トマト酢」が販売されていました。水やお湯で割って飲むのはもちろん、料理や酒などにもおいしく使えて、美容や健康にもいいそうです。

一方、北東部にある築上町「豊築森林組合」のブースでは、地元で採れたひのきでつくった加工品およそ200点が展示販売されました。テーブルや椅子といった大きな品から、置き物などの小物類まで、木の温もりが感じられる商品が数多く並んでいました。

また、天神中央公園では、「海外福岡県人会フェア」も同時開催され、アメリカ・シカゴの本場のポップコーンの味を再現した「ジェリーズポップコーン」やジューシーでボリュームたっぷりのブラジル式生ソーセージ「リングイッサ」など、各国自慢の料理、特産品も販売されました。

「ふくおか町村フェア」と「海外福岡県人会フェア」のブースを見て回り、特産品を味わったり、加工品に触れたりと、福岡と海外の両方が満喫できる二日間となりました。

【取材：安東真矢】