9月13日、NPO法人九州プロレスは福岡市のふくふくホールでカンボジアでのチャリティープロジェクト「カンボジア・ソクサバーイ!」の報告会を行い、これからの継続的な支援を求めました。
NPO法人九州プロレスとNPO法人ワンステップは昨年7月にカンボジアを訪問した際、現地でのプロレス人気に手ごたえを感じ、暖かく迎えてくれたカンボ ジアの人たちに是非とも九州プロレスを見てもらい、元気を与えたいとして「カンボジアソクサバーイ!?カンボジアば元気にするバイ!」プロジェクトを発 足。募金を募り、カンボジアでの試合開催へ動き出しました。
一行は今年7月12日から5日間滞在し、滞在中は孤児院「だるま愛育園」で子どもたちと交流したり、柔道クラブへの訪問などを行いました。
試合会場は世界遺産であるアンコールワットの敷地内の草原にキックボクシング用のリングを設営し、当日は1000人以上の観客がつめかけました。カンボジ アではプロレス人気が高く、ケーブルテレビで海外のプロレスを見ているものの国内に団体はないそうで、始めてプロレスを生で観る現地の人たちの前での試合 は大いに盛り上がりました。
試合後、スタッフは街中の人から「おもしろかった、またやってほしい」と、たくさん声をかけられたのだそうです。
遠征に参加した九州プロレス所属の田中純二さんは「悲しい歴史のあったカンボジアで、人々に元気を与えることができて本当によかった」と話し、阿蘇山さん は「プロレスは言葉がわからなくても伝わるのを実感した。このプロジェクトは個人・企業のご協力あってこそです」 と、充実した遠征であったことが報告されました。
今後のプロジェクトとしては、レスラー志望の若者を現地から福岡に招いて育成、日本でのデビューを経て同国で凱旋試合を開き、将来的には現地法人を設立し 雇用創出につなげる取り組みとなっています。収支は赤字と厳しい現実ですが、「九州プロレスでプロレスを覚えたい」という“ダイヤの原石”となる若者を発 掘したそうで、「カンボジア・ソクサバーイ!」プロジェクトはこれからも続いていく予定です。
そして九州プロレス理事長の筑前りょう太さんは「今回のカンボジア遠征は通過点でしかない。カンボジア人のヒーローを作り出すことが最終目標。自国のレス ラーを生んで、カンボジアの人に誇りを持ってほしい。たくさんの人をまき込んで、九州の力でプロジェクトを大きく実現させていきたいので、みなさん応援し てください」と継続的な支援を訴えました。
現地での様子は9/23日曜の朝6時半から、TNCはじめフジ系列の九州8県で放映される「ドキュメント九州」で放送されます。(放送時間は変更となる場合があります)
■カンボジアソクサバーイ!基金の受付先
NPO法人九州プロレス
所在地:〒812-0068
福岡市東区社領2-12-23
(事務所営業時間: 火?金 13:00?18:00)
TEL:092-400-9938
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【取材:suimochan】