経営コンサルタントで、ビジネス・ブレークスルー大学学長の大前研一氏が13日、福岡市内のホテルで「九州の可能性」について講演しました。

この講演は、福岡リート投資法人の資産運用会社「株式会社福岡リアルティ」などが主催している「不動産・金融経済交流会」で行われたもので、会場には不動産事業者や金融関係者など約340人が集まりました。

講演の中で大前氏は、「九州にはビジネスのネタがたくさんあるが、決定打がない。生き残っていく道は決定的な何かを見つけなければいけない」と九州の可能性に言及しました。さらに、国内外に数多くの不動産に投資している大前氏は、不動産ビジネスについて「常に５年、10年先の中国が欲しがるものを買うべき。売り時が来るまでは、自分が楽しめる物件にするといい」と独自の投資スタイルを披露しました。

安倍政権の成長戦略については「不動産の容積率を緩和して、減価償却を半分にすることで、大半が建て替え物件になり、日本は成長軌道に乗っていくだろう」と独自の理論を展開しました。

主催団体のひとつ、福岡リアルティは、このようなイベントを定期的に開催していて、「九州の不動産業や金融業の横のつながりをつくることで、地域を活性化させていきたい」と話しています。

株式会社福岡リアルティ

http://www.fukuoka-realty.jp/