イベント子供と若者が少ないアジアの祭典
10月8・9・10日、「刺激的な3日間」と題して「アジア太平洋フェスティバル福岡2011」が開催された。 期間中17万9000人が訪れたとするこのフェスティバル、果たして来場者にとっては本当に刺激的な3日間となったのか。 アジア各国の舞踊団と九州各地のグルメ屋台や観光プロモーション。マリンメッセ福岡と博多駅前広場、この2つの会場はかなり賑わっているように見える。 しかし、会場を見渡すといかにも子供と若者の数が少ない。 今の日本を象徴するように、どの会場も観客席には高齢者の姿が目立つ。 マリンメッセ取材時に一緒に入場した若いカップルは1時間もしないうちに会場を後にした。帰りに遭遇した2組の家族、子供の手には会場でもらった風船以外何も持っていない。親の手にもパンフレットが握られているだけで、おみやげやオモチャらしきものは何も見当たらない。 会場内で子供や若者の代わりに目立つのが記者顔負けの高性能カメラを持った熟年カメラマン。人生の記録に一生懸命に取組んでいる。 今年で22回を数えるこのフェスティバル、企画自体が陳腐化しつつあるように思えてならない。来年はもっと子供と若者が集まる「記録より記憶に残る刺激的な3日間」になるように期待したい。 関連記事 いよいよ明日8日から「アジア太平洋フェスティバル福岡」準備が進む開催会場 「アジア太平洋フェスティバル福岡2011」開幕、マリンメッセでアジアの祭典 熊本県と宮崎県の「ゆるキャラ」が福岡県で対決。さて、どっちが勝ったのか ▽アジア太平洋フェスティバル福岡2011博多駅前会場 | |