「九大アラムナイフェス」と題された、九州大学福岡同窓会のイベント。伊都キャンパスへの移転が着々と進み、だんだん学生の人口が減ってきている箱崎キャンパスで22日、盛大におこなわれた。 明治44年に九州帝国大学が設立されて以来、九州大学は今年100周年を迎えた。にもかかわらず、地元福岡で、各学部をまたがっての同窓会というものは存 在しておらず、九州大学全体の卒業生を対象にした同窓会というものが、100年経ってようやく誕生したという。そして、在学生、教職員、卒業生が一体と なって、タテヨコの交流を促進させようというイベントが開催された。 内容は、九州大学らしく少々固め。日本最古のアマチュア楽団として有名な九大フィルハーモニーオーケストラの演奏あり、jazz研のライブありと、メーン 会場では、文化系サークルの出し物が続く。そして、アフリカの社会問題についての講演。。。さすがは九州大、同窓会と言えども、まったくユルくない。 会場の外では、出店が並んでいたり、九州大とゆかりのある会社などがブースを出していたりと、学園祭を小規模にしたような雰囲気。ゆっくりと見学してみた が、自分が知らないところで、九大の研究は、かなり多方面でさまざまな実績を挙げているのだなと、妙に関心させられた。一方で、九大OBが現役生の就職相 談にのるブースなんかもあり、昨今の就職情勢を物語っていて、興味深かった。 全体を通しての感想は、100年の歴史を持つ大学にしては、盛り上がりに欠けている。当日が雨だったことを鑑みても、あまりにも人が少なすぎる気がした。 100年経ってようやくできた全九大の同窓会なので、次回は企画力と認知度をさらにupさせて、もっともっと盛り上がるイベントになってもらいたいもの だ。 九大アラムナイ http://www.kyudai-alumni.org/main/ |