イベント工業高校生、トヨタ自動車・生産方式の基礎を学ぶ
10月26日?28日の3日間、マリンメッセ福岡において、「モノづくりフェア2011」が開催されている。 このフェアには、一般来場者のほか未来のモノづくりを担う工業高校の生徒も参加した。 トヨタ自動車九州㈱のコーナーでは、高校生を対象に「ものづくりTPS研修会」が開催されていた。 会場では、高校生たちに「トヨタ生産方式の基礎」を学んでもらおうと、レゴブロックを使ったオモチャの車の組立て作業が行なわれている。 所定の時間内に、欠陥車なく何台組立てられるのか。 高校生たちは、開始の合図とともに見本車両を見ながら組立て開始、様々な部品から1台ずつ組み立てていく。8名のチームで欠陥車なく何台完成したかを競うもので、オモチャの車とはいえ皆、真剣そのものだ。 そして終了の合図、短時間の作業のため、ほとんどの高校生は1台か2台の完成だったのだが、ひとりだけ欠陥車なく3台を完成させた生徒がいた。 理由を聞くと「まず、パーツごとに整理して分け、1台ずつ組立てていった」のだという。 まさに「生産の基礎は整理・整頓」、高校生たちは楽しみながら「ジャストインタイム」を実体験していた。 ▽結果に差が出る整理整頓 | |