イベントいよいよクライマックス近づく!博多の夏の風物詩「博多祇園山笠」 の今後のスケジュール&なるほど!豆知識!

Posted:2013年07月12日

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                △7月7日に行われた「新天町子供山笠2013」

 

<博多祇園山笠・今後のスケジュール>

 

7月12日 追い山笠ならし
追い山のリハーサルとも言える行事。
開始時間は午後3時59分で、距離こそ1kmと短いが本番さながらの盛り上がりを見せる。

 

 

7月13日 集団山見せ
昭和37年から福岡市の要請により始まった「集団山見せ」。
コースは毎年多少異なるが、福岡の町中を山笠が歩いていくということもあり、多くの見物客でにぎわう。

 

 

7月14日 流舁き
千代、東以外の5流が夕方に流区域内を走り、本番に向けた最終調整を行う。

 

 

7月15日 追い山笠

午前4時59分、いよいよ山笠のクライマックス「追い山」がスタート!

一番山は櫛田入りの後、神社境内の清道を回り、「博多祝いめでた」という祝い唄を歌いあげ、その後、回り止めまで約5kmのコースを駆け抜ける。

二番山笠が午前5時5分にスタートすると、その後は5分おきに出発。最後に、山笠が清道を回り終えると、櫛田神社の境内で「鎮めの能」が舞われ、山笠の行事が締めくくられる。

 

 

<山笠なる豆!(なるほど豆知識)>

 

 

◎山笠のメイン舞台・櫛田神社ってどんな神社?

櫛田神社の歴史は古く、757年に伊勢の国の櫛田神社からオオハタヌシノミコトを勧請したのが始まりなのだとか。

祭神は、このオオハタヌシノミコトを中央にして、左手にアマテラスオオミカミ、右手にスサノオノミコトが祀られています。ちなみに、これらの三祭神は、現在は一つの社殿に祀られているそうです。

三祭神の中で、「祇園さん」と呼ばれているのがスサノオノミコトで、櫛田の「祇園大明神」または「須賀大神」と称されています。

ということは…

「博多祇園山笠」という名前を見てわかるように、山笠は祇園社の行事であって、本来はオオハタヌシノミコトを祭る櫛田神社の祭りではなかったのです。

 

 

◎「山笠」誕生のきっかけは?
実は、「山笠」の起源については諸説があり、いまだはっきりとわかっていません。しかし、鎌倉時代の1241年に、博多に承天寺を開いた聖一国師が、悪疫退散のために施餓鬼棚に乗り、それを町民がかついで回ったことが、山笠の発祥であるとする説が定着しつつあるようです。
この時に聖一国師が祈祷水をまき散らしながら祈願して回ったことや、台を担ぎあげて町を駆け回ったというスタイルなどが、山笠とよく似ているからです。

はっきりと何年から始まったという記録はないものの、山笠がとても古い歴史を持ち、長年人々の幸福な生活を願って続けられてきたということが分かりますね!

 

 

◎山笠のスタイルについて

山笠が飾り山と舁き山とに分かれたのは、実はまだ最近のこと。

明治30年に博多の町に電線が張り巡らされるまでは、飾り山を舁いてまわっていたのだとか。しかし、大きな飾り山を舁いては、電線が引っ掛かって切れてしまうというトラブルが続出したため、町中を舁いてまわる時は背の低い舁き山をかつぐことになったのだそうです。山笠は、伝統的な歴史を持ちながらも、臨機応変に時代の流れに合わせて発展してきたのです。

 

博多祇園山笠公式ホームページ

http://www.hakatayamakasa.com/index.php

 

≪参考資料≫

柳猛直著『福岡歴史探訪 博多区編』海鳥社 1993年

『博多山笠げなげな読本』ふくおか文庫 1994年

 

 

 

 
  
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