食べる福岡市役所でしか買えない「飲む海水」は真水です!世界水の日に水を考える
福岡市水道局では、昨年4月から市役所1階ユニバーサルカフェで海水淡水化水のペットボトルウォーター「飲む海水?玄界灘の水?」を販売しています。
この「飲む海水」は500ml入り1本200円。200円のうち100円は、水源林の水と緑を守るための植樹の苗木代として活用される寄付金となっており、3本で1本の苗木が植えられるそうです。
福岡市の海水淡水化施設は日本一の規模を誇っており、ダムや川と同じように貴重な水資源となっています。その淡水化施設でつくられた「飲む海水」は、逆浸透法の技術で海水から塩分や不純物を取り除き、真水になったものです。
逆浸透法でつくられた水は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分も取り除かれ、純粋にただの水になります。そのため、「飲む海水」には「ミネラルウォーター」の表記や成分、硬度、PHなどの記載もありません。
無味無臭のただの水がいちばん力を発揮するのは、コーヒー、紅茶などや料理に使うことです。素材の味を何の邪魔をせずに引き出してくれます。もちろん、赤ちゃんのミルクにもOKです。
今日は、国連が定めた「世界水の日」。地球的な視点から水の大切さ、貴重さを世界中の人々がともに見詰め直す日です。今でも世界の5人に1人は飲み水に困っているといわれています。
福岡市の海水淡水化技術がやがてアジアの国々や世界の水事情を改善していくことでしょう。
1本200円の「飲む海水?玄界灘の水?」は、福岡市役所1階ユニバーサルカフェのみの販売となっています。ただの水にしてはちょっと高いですが、3本買って自分の苗木に思いを馳せながら、元・海水で淹れたおいしいコーヒーを堪能するのもいいかもしれません。
<福岡市水道局のHP>
http://www.city.fukuoka.lg.jp/mizu/somu/