台湾・阿里山森林鉄道の「神木」駅から僅かの場所に巨大なヒノキが横たわっています。 以前、このヒノキは、樹齢3000年、樹高35mのヒノキは「神木」として崇められていました。しかし、1956年の火災で枯れ、1997年の落雷でダ メージを受けた後、倒壊の危険があるということで、1998年6月に切り倒されました。現在は、枯死した状態の神木を眺めることができ、観光スポットにも なっています。 タイワンヒノキ(紅檜)の原生林としても知られる阿里山。以前は大量に伐採され日本にも運ばれていました。阿里山の紅檜は東京明治神宮の大鳥居や伊勢神宮など日本の神社仏閣にも使われていて、訪れた観光客は連綿とした木々に心癒されるのでした。 【取材・構成/アジア支局:鍋光】
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