九州から女性らしい視点と感性で、あらゆる企業や自治体・人物のプロデュースを手がける「Kyushu　Sapri(九州サプリ)」の発足パーティーが5月31日、福岡市博多区で開催されました。会場には女性起業家など165人が参加し、女性たちをより輝かせるアイデアとメッセージが満載となったイベントとなりました。

「九州サプリ」は「ふるさとの魅力」「道州制への移行」「女性の社会進出」を重要視する、現在の社会背景のもとに誕生しました。そしてスローガンは「日本は地域を女性によって、元気になっていく」こと。女性の持つ繊細な感性と細やかな視点を使い、九州にある食・人・観光などの豊かな地域資源をイノベーションする役割を担っていきます。

パーティーでは、九州女子の考えを活かし、資質をさらに深めるための催しが開かれました。

「Kyushu Sapriメモリアル発足基調講演」では、福岡女子大学の和栗百恵准教授が「できないと思ってみることをやってみる」ことをテーマに講演しました。スリランカや日本のNGOでの国際協力活動に従事していた経験を活かし、「女性がもっと成長することで、社会はどんどん変わっていきます」と、女性の重要性を伝えました。

そして「九州サプリ」の事業アイデアを紹介する「0号発表」が行われ、黒川温泉「ふもと旅館」女将の松崎久美子さんと野菜ソムリエ・Kyushu Sapri広報部長の吉良牧子さんが料理について説明しました。また、会場には、九州で取れたおいしい食材だけで作った「豚ヒレのくずとじと夏野菜、甘酢ジュレ」「カラフル焼き野菜のマリネ」「搾菜チャーハン」などが並びました。夏バテを意識して、彩り良くさっぱりとした味に仕上がっており、女性ならではの気遣いある料理でした。

Kyushu Sapri総合プロデューサーの井上康治さんは「女性目線で、今あるものを活性化させたい」と話していました。また、年末には「東北sapri」を発足する予定。そして、各地域に女性の感性などを盛り込んだ事業を行い、アジアや世界に向けて発信していきたいということです。

Kyushu Sapri／九州サプリ

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