オートクチュールSaRiを下関でスタートさせて17年になる山形紗璃さん。去年から福岡にも進出し、福岡市と下関市の二重生活を送っている。オートクチュールは「高級な洋裁」の意味。洋服はそもそも全体を統括するデザイナーと、製図を描くパターンナーと、縫製をするクチュリエによってつくられる。どれも大事な仕事だが、特に、製図がしっかりしていないとダサイものができてしまうという。紗璃さんは、すべての分野を得意としているから、カッコイイ洋服が仕上がるというわけだ。

既製品はB/W/Hのせいぜい３か所の寸法で作られているが、SaRiでは、お客さんの体を20か所は採寸するという。そうすることで、凹凸のある女性の体にぴったりフィットする洋服が仕上がり、着るとシルエットが美しく見える洋服が出来上がるのだという。


オートクチュールの業界で残っているのは老舗ばかりだそうで、17年のキャリアを持つ紗璃さんでも、まだまだ若手・中堅どころだという。そんな彼女は現在、業界発展のために、クチュリエ養成スクールも開講している。

「自分らしく、自己表現したい」最近はそういう人が増えてきている。そういう方はぜひ、既製品にはないこだわりの逸品を誂えてみてはいかがだろうか？

オートクチュールSaRi
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