QBCpickup【ジーコム調査】メディア接触率が最も高いのは「テレビ」でも接触時間はインターネットが上回る
福岡・九州のマーケティングリサーチ・市場調査会社「株式会社ジーコム」が今月4日、アンケートモニター「コムネット」に登録している福岡県在住の20歳以上の男女約520人を対象におこなった【「福岡県居住者の情報接触」調査結果レポート】を公開しました。
テレビやラジオ、新聞、パソコンやモバイル機器など、私たちの周りには様々なメディアがありますね。 今回の調査によると、一日のメディア接触率が最も高いのは「テレビ」で96.9%、次いで「パソコンでのインターネット」88.6%、「モバイル機器でのインターネット」82.8%という結果になりました。 平均メディア接触時間では「テレビ」が136分で最も高く、次いで「パソコンでのインターネット」94分、「モバイル機器でのインターネット」63分の順でした。インターネット接触時間は合計すると157分で、テレビを上回っています。
2015年に実施された同調査と比べると、メディア接触率では「フリーペーパー」と「モバイル機器でのインターネット」のポイントが増加、平均メディア接触時間では「ラジオ」と「パソコンでのインターネット」が減少し「モバイル機器でのインターネット」が増加しています。
さらに商品購入やサービス利用の決め手となる情報源を聞いたところ、食料品や飲料では「テレビCM」「新聞の折込チラシ」「店頭で実際に見て」、衣料品では「店頭で実際に見て」、家電品では「価格比較サイトやクチコミサイト」「店頭で実際に見て」、観光・レジャーでは「テレビ番組」、飲食・グルメでは「テレビ番組」「フリーペーパー」「家族や知人・友人からのクチコミ」の割合が他と比べて高いようです。
これらの結果は年代や性別によっても違っており、性別で見ると女性は食料品や飲料・衣料品で「店頭で実際に見て」の割合が、家電品では「店頭でのポップや店員の説明」の割合が高くなっています。 年代別に見ると、衣料品では、60代は「新聞の折込チラシ」、20代は「雑誌記事」「個人のブログやSNS」の割合が高く、家電品では、20代は「価格比較サイトやクチコミサイト」、30代は「テレビ番組」の割合が高いという結果となりました。
また、よく利用するインターネット上のサービスについて質問したところ、パソコンで利用するサービスは「電子メールの受発信」の割合が70.5%で最も高く、次いで「商品・サービスの購入・利用」43.9%、「旅券・宿泊施設・チケットなどの予約」40.4%の順でした。 携帯電話やスマートフォン・タブレットなどのモバイル機器で利用するサービスでも「電子メールの受発信」の割合が66.8%で最も高く、次いで「地図や交通機関・乗換え案内などの検索」41.1%、「SNSの閲覧」38.1%の順となりました。 前回調査と比べると、モバイル機器で利用するサービスが「電子メールの受発信」「商品・サービスの購入・利用」「旅券・宿泊施設・チケットなどの予約」「SNSの閲覧」など、多くの項目で増加しています。
性別に見ると、女性はパソコンで「商品・サービスの購入・利用」「個人のホームページ・ブログの閲覧」、モバイル機器で「電子メールの受発信」「個人のホームページ・ブログの閲覧」の割合が、男性はパソコンで「音楽・ゲームなどデジタルコンテンツの利用」が、モバイル機器で「電子メールの受発信」の割合が高くなっています。
年代別では、20代はパソコンで「音楽・ゲームなどのデジタルコンテンツの利用」、モバイル機器で「旅券・宿泊施設・チケットなどの予約」「SNSの閲覧」「動画投稿サイトの利用」が、30代はモバイル機器での「商品・サービスの購入・利用」「旅券・宿泊施設・チケットなどの予約」が、50代はパソコンでの「商品・サービスの購入・利用」の割合が高いようです。
様々なメディアがある今、目的によって利用するサービスを使い分けている方が多いようですね。
福岡・九州のマーケティングリサーチ・市場調査「ジーコム」
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