QBCpickup【ジーコム調査】「暮らし向き判断指数」は前年より上昇も2016年の景気について悲観層が楽観層を上回る結果に
福岡・九州のマーケティングリサーチ・市場調査会社「株式会社ジーコム」が今月3日、アンケートモニター「コムネット」に登録している福岡県在住の20~69歳の男女約500人を対象におこなった【福岡県居住者の2016年の暮らし向きに関する調査結果レポート】を公開しました。
2016年もまだ始まったばかり、皆さんは今年の景気や暮らし向きについてどのように感じていますか?
今回の調査によると『暮らし向き判断指数(1年前と比べて暮らし向きが「良くなった」「どちらかというと良くなった」と回答した割合から「悪くなった」「どちらかというと悪くなった」と回答した割合を減じた数)』はマイナス7.9ポイントで、前年のマイナス21.8ポイントから大きく上昇するという結果になりました。 このポイントはリーマンショック以降で最も高い数値となりましたが、世帯年収別にみると300万円未満と300万円以上で大きな差があり、まだまだ多くの世帯で暮らし向きが「良くなった」とは言えないようです。 年代別では唯一20代の判断指数がプラスとなりました。
また、1年前と比べて暮らし向きが「良くなった」「どちらかというと良くなった」と回答した人の理由としては、「世帯主の収入が増えたから」が最も高く41.3%、次いで「共働きするようになったから」「節約して支出を減らしたから」14.7%、「副業を始めたから」9.3%の順になっています。
一方、1年前と比べて暮らし向きが「悪くなった」「どちらかというと悪くなった」と回答した人の理由では、「世帯主の収入が減ったから」が62.3%で最も高く、次いで「2014年に消費税率が引き上げられたから」39.5%、「教育費が増えたから」14.0%、という結果になりました。
2016年の暮らし向き予想では『自分自身の暮らし向き』が「良くなる」「どちらかというと良くなる」と回答した楽観層の割合が16.0%、「悪くなる」「どちらかというと悪くなる」と回答した悲観層の割合が28.7%となっており、楽観層を上回りました。 『世の中の景気』についても、楽観層の割合が14.8%であるのに対し悲観層は33.8%となっており、悲観層の割合が楽観層よりも多くなっています。 性別では大差はないものの、世帯年収別にみると世帯年収300万円未満の層において悲観層の割合が高いという結果になりました。
2016年の「自分の暮らし」や「世の中の景気」について、まだまだ不安も残りそうですが、 節約をしたり日々の小さな楽しみを探してみたり…前向きに進んでよりよい一年にしていきたいものですね。
福岡・九州のマーケティングリサーチ・市場調査「ジーコム」
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