筑豊地方の炭鉱・山野炭鉱（現在の福岡県嘉麻市）は、明治に始まる産業革命を担い、戦後の高度経済成長を支えていました。

エネルギー革命により炭鉱がその役割を終えようとしていた昭和48年（1973年）、坑内は危険であるため、許可されない坑内にカメラマンが入ることを許されました。
それから約40年。決して日の目を見ることの無かった地下527メートルで、キャップランプの明かりだけが頼りの暗い過酷な世界で働く抗夫の姿が現代に蘇ることとなりました。

筑豊炭田は現存する資産が残ってなく、福岡県世界遺産登録推進レディMI6がPRしている「明治日本の産業革命遺産　九州・山口と関連地域」には入っていませんが、間違いなく日本の近代化工業を支えたひとつだと言えます。

▽写真展「筑豊・最後の坑夫たち」
日時：2015年1月14日（水）～18日（日）
時間：9：30～17：00
場所：福岡市美術館　市民ギャラリーＢ（福岡県福岡市中央区大濠公園1-6）
入場料：無料

▽福岡市美術館
http://www.fukuoka-art-museum.jp/index.html

▽写真集「1973筑豊･最後の抗夫たち」
http://www.shukousha.com/information/publishing/3819/

▽「1973 筑豊・最後の坑夫たち」Facebookページ
https://www.facebook.com/1973LastMiner