入浴剤にもいろいろな効果や種類があるのを知っていますか? 単に楽しむものだけにとどまらず、健康につながる効果も期待できるものが多く出ています。
■入浴剤を分類してみると…
・無機塩類系入浴剤 温泉由来の成分から作られた無機塩類系入浴剤。粉状の入浴剤はほとんどがこのタイプ。 主な成分が皮膚のタンパク質(アミノ酸)と結合し、皮膚の表面に膜をつくることで保温効果を高め、湯冷めしにくくなります。 「手足が冷えやすい」「風邪をひきやすい」「湯冷めしやすい」人におすすめ
・炭酸ガス系入浴剤 お湯に入れるとシュワシュワと泡を出しながら溶けていく。 お湯に溶けた炭酸ガスが皮膚から浸透し、血管を広げて血流を促進。 身体をポカポカと温めてくれます。また、血液の循環がよくなることで新陳代謝が促進され、疲れや痛みが回復しやすくなります。 「肩こりや腰痛がつらい」「疲れがたまっている」「顔色が悪いと言われる」人におすすめです。
・スキンケア系入浴剤 保温より保湿を目的としているスキンケア系入浴剤。皮膚の角質を軟化し、保湿成分が角質層まで浸透するため、お風呂上がりの肌はしっとりすべすべ。 「乾燥してお肌がかゆい」「肌に潤いが欲しい」「肌が弱く敏感」人におすすめです。
・酵素系入浴剤 無機塩類系にタンパク質分解酵素を入れたものが酵素系入浴剤。 酵素の働きで毛穴の汚れや老廃物を除去しやすくなるため、肌が清潔清潔でなめらかに。 「肌がごわつく」「背中やデコルテにニキビがある」「ひじやかかとが固い」人人におすすめです。
・薬用植物系入浴剤 このタイプの効果は生薬の種類によって異なりますが、生薬に含まれている化学成分の働きと、独特な香りの働きから成り立っています。生薬はそれぞれ長い歴史の中から生まれ、その効果は医療薬として日本ばかりではなく欧米でも高く評価されています。 「なかなか寝付けない」「ストレスを感じる」「気分転換したい」人におすすめです。
・発汗系入浴剤 無機塩類系や炭酸ガス系に、発汗作用を高める成分を配合。 みぞおちまで浸かる半身浴をすれば、心臓に負担することなく全身を温める事ができます。 たくさん汗をかけば気分もすっきり。 新陳代謝が活発になることで、脂肪が燃焼されやすくなると言われています。 「ダイエットしたい」「汗をかきにくい」「シャッキリしたい」人にオススメです。
■入浴剤といえば粉状のもの…だけではないんです
・バスパウダー 昔からある定番の粉状のタイプ。
・バスソルト 死海の塩(デッドシーソルト)など天然塩を成分とするものと エプソムソルト(エプソム塩)で硫酸マグネシウムを成分とするものの二つに分類されます。
・バスオイル・ミルク 乳白色ににごるものが多く、溶けるとしっかりとした香りがたつのが特徴。
・バブルバス 憧れる人も多い泡風呂。大きな泡がたつものや小さくてクリーミィな泡のものがあります。
・発泡入浴剤 シュワシュワの発泡タイプ。人口の炭酸泉を作り出します。
・バスカプセル・バスキューブ 色とりどりのカプセルの中身はバスオイル。 かわいい色や形をしているので贈り物としても。
・コンフェッティ・ペタル 「ペタル」は花びら。「コンフェッティ」は紙吹雪の意味。バブルバスと一緒に使うこと でラグジュアリーな花びら風呂に。
・バスバッグ ハーブとソルトをティーバッグにつめてあるもので、もんで使います。
・バスゼリー ふわふわビーズでお肌つるつるに。
家族構成によっては自分だけの好みできめることは難しいかもれませんが、その日の自分や家族にあった入浴剤をつかうことでより効果的なバスタイムを過ごしましょう!
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