福岡市のアクロス福岡1F円形ホールで11月27日(木)、「福岡市インキュベートOB会 5周年イベント」が行われ、特別ゲストとして、佐賀県武雄市市長・樋渡啓祐氏が登壇。「走りながら考え、既成概念を打ち破る」というテーマで講演会が開催されました。


樋渡氏は佐賀県知事に立候補するために同27日に12月3日付で辞表を提出したため、今回の講演会が武雄市市長としての最後の仕事となりました。


中学生の時に市長になることを決意し、そのための逆算した人生を考え、実行。「成功するには、成功例からしか学べない」「100の議論より1の実行」と語るように、波瀾万丈の学生時代を成功してきた人を徹底的にマネすることで乗り越えてきたそうです。

福岡市のインキュベート施設に入居するベンチャー企業や、起業家たちが多く参加するなか、樋渡氏からは経営者としての心得やビジネスをうまく進めるための金言が飛び出し、会場内は何度もうなずく人やメモを取る人などでいっぱいでした。

▼樋渡氏の金言

「一生懸命やれば風が吹く」

「人の良いところを見れば人間関係はうまくいく」

「無駄な経験はない」

「悪い話をプラスに変えるのが経営者の仕事」

「納期を守らないのはプロじゃない」

「完成力より修正力。不完全を是とする」

「マーケットは自分で作る」

「名刺を渡す前の5秒が勝負」

「成功例からでしか学べない」

「99％真似をして残り1%にオリジナリティを入れる」

「仕事ができる人は忙しいと言わない」

「悩むのではなく考えろ！」


こういった事を実行しながら、当時、最年少の市長として就任してからは、テレビドラマの撮影誘致やTSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブと組んだ武雄市図書館のリニューアルなど、斬新な政策を数多く行ってきました。


そして樋渡氏は笑いが大事とも。「Life is like a musical」(人生は演劇だ)という言葉で人生が変わったといい、市長が自ら楽しもうという姿勢を徹底しているから斬新な発想が生まれてくるそうです。


当日は、笑いのたえない講演会になっていて、会場がひとつになっており、講演後には、著作した本の販売とサイン会も行われました。

▽樋渡市長ブログ

http://hiwa1118.exblog.jp/