学ぶ【動画】69年前の6月19日、福岡大空襲を語り継ぐ「6・19大名はあの日」
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6月16日、福岡市中央区大名・エンジョイスペース大名で、福岡大空襲を語り継ぐ「6・19福岡大空襲 大名はあの日」の地元集会が行われました。
いまから69年前、1945年(昭和20年)6月19日、福岡市中心部はアメリカのB-29爆撃機から空襲を受け、当時の人口のおよそ1/4にあたる約6万5千人の人が焼け出され、死者と行方不明者は合わせて1146人にのぼりました。
この福岡大空襲を経験した生き証人のお年寄りや地元住民などおよそ30名が会場に集まり、ビデオを見ながら当時の様子や経験談を語り合いました。 この集会は、昨年まで地元の大名小学校の児童たちが集まり、平和学習として開催されていましたが、大名小学校が廃校となったため、近隣住民など大名地区にゆかりのある人たちが集って行われました。
会場となったエンジョイスペース大名は、明治8年(1875年)築の建物で、福岡大空襲の際は近所の人たちがバケツリレーで水を運んで火を食い止めたという場所。 持ち主の緒方徳重さんは「大名の人たちに守られたこの建物で、戦争の悲惨さと命の大切さを語り継いでいきたい」といいます。
集会の最後には、昨年、QBC取材班が撮影した「大名小学校最後の平和学習」の動画を見ながら、子供たちを囲んだ1年前を懐かしむお年寄りの姿も見受けられました。
▽ 2013年6月11日 大名小学校最後の平和学習「6・19福岡大空襲 大名はあの日」 | |
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